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ニュージーランドの先住民と聞くと、真っ先に思い浮かぶのはマオリ族ですよね。
でも実は、ニュージーランドにはもう一つ、あまり知られていない先住民族がいます。
それが、モリオリ族(Moriori)です。
彼らは、ニュージーランドの東に浮かぶチャタム諸島に暮らしてきた人々で、独自の文化や歴史を持っています。
チャタム諸島ってどんなところ?
チャタム諸島は、ニュージーランド本土からさらに約800kmほど東にある自然豊かな群島です。
人口はわずか600人ほどで、手つかずの自然が広がり、時間がゆっくり流れるような場所です。
モリオリ族は、この島々を何百年も前から故郷として暮らしてきました。
モリオリ族の起源
モリオリ族は、1500年頃にニュージーランド本土からチャタム諸島へ移住したポリネシア系の人々の子孫と言われています。
同じポリネシアルーツではありますが、チャタム諸島の自然環境は本土と大きく異なり、そこで長い時間を過ごすうちに、マオリとは異なる文化が育まれました。
マオリとはちがう? モリオリの独自文化
モリオリ族には本土とは違う、独特の文化があります。
言語(モリオリ語)
マオリ語に似た部分もありますが、独自の単語や発音が多く、別の言語として考えられています。
生活スタイル
チャタム諸島の変わりやすく厳しい気候と海に囲まれた環境の中で、漁業中心のライフスタイルが発展しました。
特にタラ、グローパー、イセエビなどが有名です。
平和を大切にする社会
モリオリ族は「無抵抗主義」を大切にしており、力よりも対話を優先する文化があったのが特徴です。
芸術と伝統
木の樹皮に彫られた人物画(Rakau Momori)は、モリオリ文化を象徴するアートとして知られています。
モリオリ族をめぐる歴史
19世紀、他地域のマオリの一部集団がチャタム諸島に移住してきたことで、モリオリ社会には大きな変化が起こりました。
モリオリ族は「無抵抗主義」を大切にしていたため、マオリによる襲撃で人口が急激に減少し、文化が失われる危機に直面する時期もありました。
それでも現在もモリオリ族の子孫はチャタム諸島で暮らし、文化の復興が続いています。
ニュージーランドのもう一つの先住民族
モリオリ族は、ニュージーランドのもう一つの先住民族として、長い歴史とユニークな文化を持っています。
マオリ族と同様にポリネシアのルーツを持ちながらも、独自の言語や価値観を育んできた彼らの存在は、ニュージーランド文化の奥深さを感じさせてくれます。
チャタム諸島は旅行先としては少しアクセスが大変ですが、機会があれば訪れてみたい場所の一つです。




