Kia Ora!マナです!
ニュージーランドではよく、青地にユニオンジャックが描かれた国旗とは別に、黒・赤・白のかっこいい旗を見かけることがあります。
この旗、実は「マオリの旗」として知られているTino Rangatiratanga(ティノ・ランガティラタンガ)という旗なんです。
見た目のインパクトも大きいこの旗には、マオリの人々の文化や想いがたくさん込められています。
見た目のインパクトも強いですが、そのデザインや色には深い意味が込められています。
今回は、この旗がどんなものなのか、その歴史や背景も含めてご紹介します。
マオリの旗ってどんな旗?
マオリの旗は、正式には「ティノ・ランガティラタンガ旗」と呼ばれています。
この名前はマオリ語で「完全な主権」や「自己決定権」を意味し、マオリの人々が自分たちの文化や権利を守るためのシンボルとして作られました。
この旗は1990年、マオリの主権を象徴するためにデザインされ、1990年代から徐々に広まっていきました。
色とデザインに込められた意味

By of code: cs:User:-xfi-; of flag, Linda Munn, Jan Dobson and Hiraina Marsden. Linda Munn was the only one still alive in early 2010.[3] – Tino Rangatiratanga flag, New Zealand – Maori Flags, Flags of the World., Public Domain, Link
この旗の特徴的なデザインには、それぞれ意味があります。
- 黒:夜、創造の闇。マオリの宇宙観では、すべての始まりは闇から生まれたとされています。
- 赤:大地、命、そして祖先の力。情熱と強さも表しています。
- 白:光、純粋さ、啓示。未来や希望も表す色です。
- 渦巻き模様(コル):シダの新芽をモチーフにした「コル(Koru)」は、生命・成長・新しい始まりを象徴しています。
このデザインは、自然や命、そしてスピリチュアルな世界観と深く結びついていて、ただかっこいいだけじゃない、マオリ文化の深さを感じさせてくれます。
どんな場面で使われているの?
この旗は、ワイタンギ・デー(Waitangi Day)など、マオリ文化に関するイベントや式典でよく掲げられます。
また、マオリの権利回復や平等を訴えるプロテストやデモの場でも使われることがあり、単なる文化的象徴だけではなく、「声を上げる旗」としての一面も持っています。
最近では、一部の学校や公的機関でもこの旗が掲げられており、ニュージーランド社会におけるマオリ文化の存在感が高まっているのを感じます。
国旗との関係は?
2016年には、ニュージーランドの国旗を変えるかどうかの国民投票が行われたのをご存知ですか?
その時も、「マオリの旗を正式な国旗に」という声が一部からあがりました。
結果として国旗の変更は見送られましたが、「一つの国に複数の旗があることの意味」を考えるきっかけにもなりました。
ニュージーランドでは、公式な国旗のほかに、マオリの旗や先住民を象徴するデザインが尊重され、多様性を認める社会としての姿が表れているように感じます。
ただのデザインじゃない、誇りの象徴
ティノ・ランガティラタンガ旗は、マオリの人々にとって「誇り」「歴史」「権利」を象徴する大切な旗です。
ニュージーランドの街中で見かけたとき、「おしゃれな旗だな」で終わるのではなく、その背景や意味を少しでも知っていると、もっと深くニュージーランドを感じられるかもしれませんね。




